ESR: Electro Slag Remelting
エレクトロスラグ再溶解法
ESR法は、一度精錬された鋼材を再溶解し、不純物や介在物を取り除く精錬法です。
ツー・ナイン・ジャバンは、再溶解プロセスを繰り返して不純物や介在物を徹底的に除去した超高純度「ESR」特殊鋼の採用により、より硬くて靭性のある打錠用金型の開発に成功しました。
ESR229
汎用冷間ダイス鋼SKD11や標準鋼に比べて、耐欠け・割れ性や、耐摩耗性、鏡面加工性を飛躍的にアップさせた高性能鋼材です。
表面処理がメッキのみの標準鋼とは違い、多様なコーティングも可能。多方面でパランスに優れた金型用素材です。
ESR293
耐摩耗性に優れたSKD11やモリブデン系高速度鋼SKH51の長所を伸ばしつつ、欠点だった耐欠け・割れ性を大幅に強化した新素材です。
鏡面性や表面コーティング加工性でも高いパフォーマンスを発揮します。
SRS‐UP
錆びにくい鋼材
既存のステンレス鋼には、硬いものはサビやすく、サビにくいものは強度が足りない、というジレンマがありました。
ツー・ナイン・ジャパンは、金属素材メーカーと共同開発に取り組み、ステンレスに、硬度を増すための炭素原子を限界まで、さらに窒素原子をバランスよく混入し、「ESR229」に迫るほどの硬度を実現。高い硬度と耐食性を兼ね備えた打錠用金型素材「SRS‐UP」を開発しました。