Top Message / 社長からのメッセージ
代表取締役 二九 規長 ふたく・のりなが

人が“できない”ということをやるから、成功できる。
そして、かかわる人みんなをHappyにできる。

ツー・ナイン・ジャパンはユニークな技術と製品を持った成長企業として注目をされているため、私はたびたびマスコミなどから取材を受けます。
そんなとき聞かれるのは、たいてい、
「どうすれば、こんなにスゴイ製品がつくれるのですか?」
「なぜ、こんな厳しい時代に、成長する企業をつくれるのですか?」
といった質問です。
しかし私は、何も特別なことをしているつもりはありません。
次のような、私にとってはごく当たり前のことを、続けているだけです。

  • 成功するためには、人が“できない”ということを、やり遂げる。
  • そのために、知恵をしぼり、寝ても覚めても考え続ける。
  • “こうすべきだ”と思ったことは、ブレずにやり通す。
  • そして、人と人のつながり、取引先や従業員を大切にする。
  • そのためにも、きちんと利益を上げられる会社にする。

私は、こうしたやり方を、経営者であった父から学びました。ツー・ナイン・ジャパンの母体となったのは、二九精密機械工業という1917年創業の会社で、すでに100年以上の歴史を持っています。私は、父や、それ以前の代から脈々と流れる経営姿勢に忠実に歩んできたわけです。時代が変わろうと、そうしたビジネスの基本は不変だと私は考えています。

これまで、ツー・ナイン・ジャパンは、ずいぶん成長してきましたが、まだまだこれから、やりたいことがたくさんあります。
現在、日本の錠剤用の打錠金型のマーケットにおいて、ツー・ナイン・ジャパンのシェアは約30%。これを50%にまで高めたいと考えています。
そのためには、もっと生産力を高める必要があります。
2021年に園部工場が竣工したばかりですが、すでに園部に第2の工場を建てる計画を具体的に進めています。2023年秋に完成すれば、現在の3倍の製品を生産できる体制が整います。

海外との取引の話もあります。
すでに、日本の大手医薬品メーカーが海外に展開する工場へ、ツー・ナイン・ジャパンの製品をたくさん納入しています。
さらに、海外の医薬品メーカーからの引き合いもたくさん来ています。しかし私はそれらに簡単に応えることはしていません。海外メーカーとの取引も、普通にやるだけでは、おもしろくないからです。
人が“できない”ということをやってこそ、ツー・ナイン・ジャパン。だから、海外進出においても、私たちらしい挑戦をしようと準備中です。

私は経営者として、ツー・ナイン・ジャパンに関わってくださるみなさんをHappyにしたいと考えています。
私たちの製品を購入してくださる医薬品メーカー。私たちに期待し応援をしてくださる行政の担当者や大学・研究機関の研究者。私たちの“モノづくり”に参加してくださっている機械メーカー、金属素材メーカー。そして、私たちの会社の従業員……。
そのために、これからも、「それ、やってみよう!」、「どうやったらできるようになるかな!?」という精神で進んでいきます。
私たちの考え方、やり方に、興味を持ち、賛同してくれる人は、ぜひツー・ナイン・ジャパンに参加してもらいたいと考えています。